橋下市長の「組合活動」アンケート調査に抗議します!

橋下市長の「組合活動」アンケート

橋下市長が2月9日大阪市職員に対して「アンケート」調査と称するものを開始しています。(右画像をクリックすると調査の全文PDFが閲覧できます。)その内容を見て耳目を疑わざるを得ません。実質的な「思想調査」ではありませんか。市職員が選挙時に演説会に参加したかどうか、誰に誘われたか、どこで誘われたか、投票依頼を受けたことがあるか、などについて回答を迫るものになっています。ご丁寧にも、通知文書では橋下市長の自署で職員に対して「自らの違法行為について、真実を報告した場合、懲戒処分の標準的な量定を軽減し、特に悪質な場合を除いて免職とすることはありません。」と断って調査が市長権限をもっておこなわれるものであり、任意でないことを確認しています。江戸時代、禁制のキリスト教徒をあぶりだすための踏み絵さながらです。
公務員であっても勤務時間外の一私人であれば、どのような政治・思想信条を持とうが、それはその個人の自由意志です。行政執行に直接的な権限を持たない一般職員をも対象とする今回の「調査」は思想信条の自由を侵犯するものであり、橋下市長のファッショ的体質を自ら露呈しています。市職員への恐怖政治はやがてわたしたち市民へも向けられるでしょう。
いま橋下市長が市役所内部と市職員に対してやろうとしていることは、彼がこの間掲げてきた大阪都構想、教育基本条例、地下鉄民営化等をゴリ押しするための地ならしです。忘れてならないのは、橋下市長自身が特定党派の人、大阪維新の会の代表であることです。行政機関の政治的独立性、労働組合の政治的中立性を逆手に取り、市行政機関内の自己の反対派を市長権限を使って不当にあぶりだし“粛清”していく。そのことが橋下代表の真のねらいでしょう。かつてA.ヒトラーも政権奪取の途上でナチス内に存在した自分の反対派を暴力的に粛清しました。いまそれを想起したとき、わたしたちは大阪市役所内で起きていること、公務員のことと済まされた問題ではありません。混迷と危機の時代に“専制君主”が顔を出して、民衆を恐怖に陥れようとするのは世に常ですが、多くの名もない民衆がその専制君主を打ち倒して、政治と社会を前へ進めるのも歴史の教えているところです。
西成医療生協は、今後、市民レベルのあらゆる抗議活動に積極的に参加することを表明します。


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