◎ 帯状疱疹ワクチン
・帯状疱疹は、主に小児期にかかった、水痘(みずぼうそう)ウィルスが、長年にわたって体の奥底に潜み、高齢期になると体の抵抗力が低下すると、皮膚の神経にそって水疱、痛みなどをもって発症します。帯状疱疹そのものは、1~2週間くらいで治りますが、一定の割合で、痛みなどが残り、その後遺症に苦しむ場合があります。
・帯状疱疹の予防として、小児の水痘ワクチンが使用されていましたが、2025年4月から、より予防効果の高いワクチンが作られ、国・自治体から一定の助成制度が始まりました。当診療所では、このシングレックス®を採用しています。小児の場合は、従来のワクチンを引き続き使用しています。
・接種対象年齢は、2025年度(2025年4月から2026年3月)までに65歳を迎える方です。また、2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方も対象となります。
詳しくは、厚労省のホームページを御覧ください。
・接種方法
2ヶ月の間隔をあけて、2回、上腕に筋肉注射します。注射後の注意は、他のワクチンとほぼ同様です。
・費用
組合員、非組合員とも、1回、11000円です。生活保護と所得税非課税世帯の方は、助成があり無料です。
・予約時間など
帯状疱疹は、高齢者の約三分の一が罹患すると言われています。それをワクチンで予防することを、強くおすすめします。毎土曜日午後2時から4時まで、ワクチン外来をしています。その他の時間をご希望の方はご相談ください。診療所までの送迎も利用可能です。予約や相談される場合は、西成民主診療所受付か、お電話(06-6651-0501)ください。