今昔西成百景(038)
◎天下茶屋公園 旧住吉街道沿いにある現在の天下茶屋公園が、是斎(ぜさい)屋の跡である。 昭和五六年八月、西成区役所区民室発行の「歩いて知ろう西成区」には、「この地は今から約四〇〇年前の天正年間(一 …
一人は万人のために、万人は一人のために!
◎天下茶屋公園 旧住吉街道沿いにある現在の天下茶屋公園が、是斎(ぜさい)屋の跡である。 昭和五六年八月、西成区役所区民室発行の「歩いて知ろう西成区」には、「この地は今から約四〇〇年前の天正年間(一 …
◎汐見橋線 NHKの朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」もいよいよ終盤に入っているが、話は二転三転していったいどこに落ち着くのやら、最後にどんなどんでん返しがあるのか、毎日目がはなせない状況である。 …
西成区で火事でもあれば新聞やテレビは必ずといってよいほど、「住宅密集地で」と報道する。西成といえば緑の少ない、道のせまい、乱開発の典型のようにみられているふしもある。 しかし例えば、潮路二丁目五番地にある西成 …
◎鶴見橋 明治四十二年に大日本紡績(現ユニチ力)津守工場が、今の府立西成高校と西成公園のあたりに新設された。再盛時には従業員約四千人の、当時としては東洋ーの規模を誇る紡織工場であった。 しかし太平 …
◎阿部野神社 阿部野神社の本殿は阿倍野区、本参道は西成区にある。 「当社はもと社格別格官弊社で、北畠親房公並びに顕家公を祭神としている。親房公は後醍醐天皇の信任厚く吉野朝廷第一の柱石で正平九年九月 …
◎「ふたりつ子」とわが街天下茶屋 NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」が好評とのこと。大阪の下町、西成区天下茶屋を舞台に、双子の姉妹が実業家、将棋のプロ将士の道を目指す物語だが、西成区民としてはなじみの所がよ …
◎天下茶屋の仇討 「この地で慶長十四年備前の人林源次郎が父・兄の怨敵当麻三郎衛門を討ち本意を遂げたことは、後世天下茶屋の仇討として人口に膾炙されたものである。源次郎の父玄蕃は城主宇喜多秀家に主家の安危を諌めた …
◎幻の緑地公園ー五十年前にあった西成大公園建設の計画 「本市の緑地計画としては昭和二十二年一月十四日内閣の認可を受けた都市計画公園大小併せて百十二ケ所(八二一八平方粁)がある。その数・面積・配置・連絡・機能を …
◎「聖天さん」——海照山正円寺 「聖天山公園内に存在する聖天山古墳は、昭和二十六年に石室が見つかり埴輪や土器・直刀・馬具などの副葬品が出土した確実な古墳である。造営時期は古墳時代の後期、六世紀代と考えられると …
◎元西成寮(松通り) 「本寮は近時まで存在していたが、昭和四二年七月廃止となった。はじめ更生施設として昭和二三年三月一日定員二〇〇名として開設をみたが、翌五月二棟を増築し定員四八〇名に増加した。そして二四年九 …